子供のころから、私は常に周囲から浮いており、全く人に好かれませんでした。
友人とも狭く浅い付き合いしかできず、気づいたら嫌われているので、継続的に関係を築くことができません。
嫌われるだけならまだしも、大体の場合は、嘲笑の対象となります。
特に高校生くらいまでは、キモイ、怖いなど、聞こえるように散々言われましたし、物をぶつけられることもあり、軽いいじめというか、少なくとも常にからかわれていました。
大学生以降はさすがに周囲も大人にであることや高校時代より人間的に落ち着いた人が多く、あからさまにからかわれることは減りましたが、苦笑されるような浮いた存在であることは変わりませんでした。
どうすれば人の輪に入り、継続的に付き合っていけるのか、見当もつきません。
恋愛など以ての外です。少しでも好意を示そうものなら、気持ち悪がられるか、身体だけ利用されるかのどちらかです。
察してそれとなく距離を置いてくれる人は優しいなと思います。寂しくはありますが、傷つくことはありません。
気持ち悪がられるのは申し訳なく思います。
利用されることについては、結構きついです。せめて感情を持った人間として見なして、こちらがどんな気持ちになるか考えてもらえればなと思います。
最近は同年代でも結婚している人が多くなり、もはや人としてのステータスの違いを感じます。どうすれば赤の他人に好意を持ってもらい、一緒に暮らすほどの親密な関係が築けるのでしょうか。
友人やパートナーがいても、その関係の中でうまくいかないこと、我慢することがあるのだと思いますが、自分には別の次元の話であまり想像がつきません。
家族にすら、困った子として邪険に扱われてきました。社会人になってからの関係はそれほど悪くありませんが、それは離れて暮らし会うことがほとんどないことや、ちょっとした金銭的サポートができるようになったからで、私自身が受け入れられているわけではないと思います。
表面的な理由はなんとなく理解しています。
自分の言動、つまり、見た目、表情・話し方・会話の内容・マナーなど、すべてが違和感のあるものなのだと思います。私はちょっとした会話ややり取りでも、自然に振舞うことができず、いちいちその場で”普通”どうすべきか考えながら行動しているので、ワンテンポ反応が遅れますし、そもそも”普通”が分かっていないのだと思います。
また、興味が狭く限定されているので、多くの場ではどんな話をしていいのかすらわかりません(話すことがない)。一緒にいて楽しいはずがありません。
加えて、攻撃性も強く、自分が批判されていると感じたり、損していると感じたとき、後先考えずに人につっかかってしまうことがあります。カッとなってしまい、相手や周囲に配慮して、気持ちを抑えたり、失礼のない、受け入れやすい形で自分の主張を伝えるという工夫ができません。
気持ち悪い、怖い、苦笑するしかない、おかしくて困った人なわけです。
ASDの障害によるものもあるでしょうし、根本的な性格が怠惰で歪んでいるというのもあると思います。ASDでも友人やパートナーがいて、誰かしらには受け入れられている人が多いと思うので、自分には障害以外にも問題があるのだと思います。
自業自得ではあるものの、どうすればまともになれるのかわからない。
とりあえず、収入が途絶えないよう、職場では攻撃性を抑えて最低限のマナーを守りつつ、スキルを高めていくしかないのかなと思います。
違和感はあっても不快感は与えない、変な人だが役には立つといった具合に、単なる”困った”人ではなくなることを目指していきたいと思います。
”普通”が分からず、とりたてた魅力もない以上、ある程度の孤独は諦めて受け入れるしかないのかもしれません。